聖なる樹


アッシリア式聖なる樹

家具式に結合された図形

不当な意味と分布とが強いられた文様
アッシリア人の「聖なる樹」は決して樹の描写といえない

リーグル美術様式論―装飾史の基本問題」長広敏雄訳)P125


meこの辺りが衝撃的です・・



今まで、不当の意味と分布とが強いられていた一つの文様、すなわち「聖なる樹」
この「樹」は「紋章風様式」で対置させられる二獣を分ける、もっとも都合のよい手段であった。
主たる意味はギリシア様式(花の陶壺)と考え合わせられて、一種装飾的なもの
自然の樹木は基本形が左右対称性を示しているものはない・・
従って、樹葉装飾では広くは使用されなかった。
古代エジプト美術では、樹木は、対象的(写実的)意味のゆえに用いられる
例:テル・エル・アマルナの庭園の描出・・・非左右相称性

「美術様式論」P124


me アッシリアの聖なる樹とは→左右相称的なパルメット扇形であるという。
リーグル読書会の該当箇所はこちら・・



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