古代ギリシアの五大農産物
穀物(麦)、牧畜(牛、豚、羊、山羊、牛乳、チーズ〕、オリーブオイルmはちみつ、(古代でただ一つの甘味源(、蒲萄(酒)
果物として最も食べられたのはリンゴ(ギリシア語でmelon)と言われたが、実は違う、イチジク(sykon)である。(p187)
古代にはどういう植物が知られていたか。
テオプラトス(アリストテレスの弟子)の『植物誌』
プリニウス『博物誌』
食べ物としてなら、
アテナイオス『食卓の賢人たち』を見るに限る
イチジクはわれわれの像をうを遥かに超えて重んじられていた
(イチジクは51種挙げられている。リンゴは23種。)
51種のうち最もふつうのイチジクは
Fixus caricaで、珍しくもわれわれがイチジクと呼んでいるものと同じ。
とくに広まったいたらしい食べ方は、
干しイチジク(ischas)として食べること
ホメロス『イリアス』(岩波文庫 松平訳5-902)
「あたかも無花果
の樹汁が、純白の乳液をたちまちにして凝結させ、かき廻すうちに数値に見る見る固まってゆく。そのように素早く、パエオン(医神)は荒れ狂うアレスの傷を癒した」
思うに無花果を食ったのがおかしいのではなく無花果を食った驢馬に(それを飲み管う章に)葡萄酒を飲ませたのがおかしかったのではないか
漱石の見事さに夢中になるイチジククイ(sykalis)という鳥がいる、、、、これはウソだと言われたりヒガラだとされたりヒタキとされたりしている・・
ヤフオクでは6000円くらいで買えることもあるようです・・