唐草図鑑
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ロマネスクの美術

エミール・マールを読む(2)

 以下、 国書刊行会
『エミール・マールの中世の図像体系』の
「ロマネスクの図像学」Ⅱ(下) (1996年11月刊)目次読書 

現在は章名だけで、空です(ただいま上巻の第3章(20181202現在)

『ロマネスクの図像学』下巻

中世の図像体系2 国書刊行会


四人の天使たち、コンクのタンパン
Saint Faith Abbey Church of Conques 03

Saint Faith Abbey Church of Conques 08

表紙 オーネー・ド・サントンジュの南扉口孤帯の浮彫
Aulnay-de-Saintonge
17-Aulnay-Saint-Pierre-de-la-Tour-tympan-sud

「詳細目次」(p323-326)で予習・・
文中のリンク先はWikipediaです。(海外のWikipdedia版の場合もあり。)*のリンク先は検索(2019年2月)で目に付いたもの)

第7章 図像の多様化―イタリアの巡礼路 

Ⅰ. ローマ
コンスタンティヌス像と誤解されたマルクス・アウレリウス
それはフランス西部の諸教会において模倣された

Ⅱ. ローマ
聖ペトロ

Ⅲ.ルッカ
ルッカの奇蹟の十字架とその影響 

Ⅳ.ガルガーノ山と聖ミカエル崇拝
イタリア型聖ミカエル像の伝播
ノルマンディーのモン・サン・ミッシェル

Ⅴ.イタリア諸街道におけるフランス叙事詩
『ロランの歌』とブリンディジのモザイク
ヴェローナの大聖堂におけるロランとオリヴィエ
モデナの大聖堂における「円卓の騎士」
ペザーロにおける『トロイ物語』
オトラントとボルゴ・サン・ドンニーノにおける『アレクサンドロス大王物語

Ⅵ. フランス芸術は巡礼路を通じてイタリアに浸透した
説話的タンパン
彫刻された弧帯
扉口の彫刻群
アンテラミはパルマとボルゴ・サン・ドンニーノにおいてフランス芸術を模倣した。

第8章 図像の多様化―フランスとスペイン巡礼路

Ⅰ.聖母ゆかりの巡礼地
シャルトル・パリやブールジュで模倣されたシャルトルのタンパンの聖母
クレルモン。クレルモンの聖母とオーヴェルニュにおけるその影響
ル・ピュイ 

Ⅱ.サンティヤゴ・デ・コンポステーラへの道
巡礼たちが訪れる聖地
聖ヤコブ伝説の起源
クリュニー修道会による巡礼の組織化

Ⅲ.聖ヤコブの芸術とその諸経路
巡礼によって創造された使徒聖ヤコブの新しい図像

Ⅳ.サンティヤゴ街道にある大教会
それらの大教会はトゥールのサン・マルタン教会に由来する
サンティヤゴ巡礼路のロマネスク彫刻
ゴシック彫刻は、サンティヤゴ巡礼路を通ってフランス南部とスペインに浸透する

Ⅴ.巡礼と叙事詩
ガティネ地方フェリエール教会の扉口に見られる小ピピン伝説
シャルルマーニュのエルサレム巡礼とサン・ドニ教会のステンドグラス
モーのサン・ファロン修道院のオジエの墓
ロンスヴォ―修道院内のロラン像、またおそらくはリモージュのノートルダム・ド・ラ・レ-グルにも 
コンクブリウドアジャンの教会の柱頭に関する推測
アンボアーズAmboiseの「狐物語
教会の中に彫像化された旅芸人たち

第9章 芸術における百科全書的性格―世界と自然

Ⅰ.十二世紀の宇宙観
ランスのサン・レミのモザイク―自然の中の楽人ダビデ
クリュニーの柱頭彫刻
音楽に表わされた世界

Ⅱ.十二世紀の地理
古代の伝説
クテシアス、メガステネス、プリニウス、ソリヌスたちの怪物についての架空譚
この世の不思議を描いたスーヴィニーの石柱
ヴェズレーのタンパンの使徒たちに教化されたさまざまな民族 

Ⅲ.「動物寓意譚」に見られる動物たち
その象徴的意味
「動物寓意譚」の写本挿絵の影響
寓話
ロバの楽師

Ⅳ.柱頭彫刻の動物たち
そこに象徴的意味はない
その動物たちはオリエントの織物から借りてきた
西欧におけるオリエントの織物
西欧の芸術がそれに負うているもの
向かい合った動物たち
双頭の鷲
アッシリアのスフィンクスと人面の牛
頸を絡ませた鳥たち
頭が一つ、胴が二つの動物たち
二頭の動物の戦い 「動物寓意譚」の写本挿絵の影響

Ⅴ.古典装飾は十二世紀芸術にほとんどM煮られない
器の両側で向かいあるグリフォンたち
オリエント芸術が十三世紀まで支配的である

第10章 修道院の刻印 

Ⅰ.修道院生活における超自然
天使と悪魔の役割
サタンの類型
モアサック芸術における悪魔
ブルゴーニュ芸術における悪魔
修道士の夜の幻想と芸術

Ⅱ.修道士と女性
誘惑
オータンの大聖堂とヴェズレーの修道院の柱頭彫刻
蛇のからみつく女性

第11章 図像に飾られた十二世紀の扉口

Ⅰ.フランス南西部の扉口の三つの型
モワサックのタンパンの「ヨハネの幻視」
そのモチーフはピレネー山脈まで広まる
それはフランスの西部と中部にも広まる
シャルトル、ル・マン、アンジェ、サン・ルー・ド・ノー Saint-Loup-de-Naud、プロヴァン、ブールジュにおけるモアサックとカレナックのタンパンの模倣
クリュニーの壮大なタンパンはモアサックのタンパンを模倣していたに違いない
ブール・アルジャンタル、シャルリューにおけるクリュニーのタンパンの模倣
ブルゴーニュにおけるイル・ド・フランスのタンパンの模倣
サン・ドニ、シャルトル、ル・マンの人像円柱
それらは旧約の諸人物を表現している
鵞鳥の足をもつ女王

Ⅱ. 「キリストの昇天」
カオールのタンパン
モーリアックとアングレームで模倣されたカオールのタンパン
アングレームの「昇天」図の二つの意味
カオールの「昇天」図を模倣したシャルトルの「昇天」図
ブルゴーニュの「昇天」図

Ⅲ.「最後の審判」
ボーリューのタンパン
サン・ドニで模倣されたボーリューのタンパン
コルベイユランの「最後の審判」図
コンクの「最後の審判」図
そのオーヴェルニュ起源
聖ミカエルと秤
ブルゴーニュの「最後の審判」図
オータンとマコンの「最後の審判」図

Ⅳ.ブルゴーニュの扉口タンパンにおける「最後の審判」と「弟子の足を洗う」
これらの扉口は異端者たちに対して秘跡という神の制度を顕示する
「パンの増加」とキリストの磔刑」を刻む浮彫はそれと同じ性格を持つ
クリュニーの役割
クリニューの刻印
スヴェールのサン・ソヴ―ルのタンパン

Ⅴ.聖母にささげられた扉口
十二世紀の聖母崇敬「\「マギの礼拝」聖母崇敬の最初の形
タンパンにおける「荘厳の聖母」
ブルゴーニュに現われた聖母立像
「テオフィロスの夢」
「聖母の死」、「聖母の葬送」、「聖母の戴冠」
サンリスの扉口

Ⅵ. フランス西部の諸教会と図像を刻むその孤帯
これらの孤帯の意味

Ⅶ.十三世紀の扉口の諸要素はすべて十二世紀に既に存在していた

訳者後記

地図(フランスの地方名、ロマネスク教会の所在地図①フランス②イタリア③スペイン、サンティヤゴ巡礼の道)
ロマネスク教会の平面図 扉口の構成
原注
索引

 
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