唐草図鑑
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獅子・蛇

蛇に巻きつかれた獅子の補記

蛇に巻かれた神

AEON

何も知らぬまま、アイオン、アイオーンを、LIONから連想して、Aionと表記してしまったが、 AEONが正しいようだ. (英語のEON)→蛇に巻きつかれた獅子 しかし、よく見ると、

Aionという神も存在する。
Wikipediaに、別の混同されるべきない神としてAion (deity)が挙げられている他、「曖昧さ回避 (disambiguation)」ページが多い。Aion Aon、 Eon・・・

ユングの著作にもこの標題のものがあったが、表記は「Aion 」であった。(双魚のシンボルの研究でもあったようだ・・「時代・時間とその神秘的人格化を表すアイオーンを、古代の密儀、グノーシス主義、錬金術、占星術、中世神秘思想に探る壮大なユングの考察」はこちらに..(続くかもしれません.現時点ちんぷんかんぷん)


Aion (deity)アイオーン神

Aion mosaic Glyptothek Munich W504 full
Large floor mosaic from a Roman villa, ca 200-250 AD
Glyptotek - Munich
Roman mosaic from a villa in Sentinum, present day Sassoferrato
The god Aion in a circle of the zodiac
The earth-mother Tellus with a total of 4 children who represent the seasons

アイオーン、永遠の神は、緑の木と裸の木(夏と冬、それぞれ)との間で、
干支で飾られた天球(獣帯)の内側に立っている。
四季を表現する4人の子供と
母-大地の女神、結婚の女神(ガイアのローマン対応)が彼の前に座っている

(by National Earth Science Teachers Associatino (NESTA).ウラヌスのページ)

https://en.wikipedia.org/wiki/Aion_(deity)
Aion was a Roman deity, the partner of Tellus. He represented eternity, but is also equated with Uranus, the sky, while his partner, Tellus, is equated with Gaia, the earth.
Aion, also known as Æon, also refers to a minor Anatolian deity in classical times. He was considered, in Late Antiquity, to be another form of Osiris-Dionysus.[citation needed]
Aion should not be confused[dubious – discuss] with the similarly named Aeon, a gnostic term for a certain type of divine entity (of which there were multiple instances).

アイオーン(神)、古典的な時代のマイナーなアナトリアの神
ローマのアイオーン(Aion)神は永遠を表すだけでなく、結婚の女神のパートナー。
彼はウラヌスであり、パートナーのテルスもガイアと同一視されている。
古典時代アナトリア神話でマイナーな神Aeonであったが、
類似した名前を持つグノーシス主義のAeonと混同すべきではない。)

https://ja.wikipedia.org/wiki/アイオーン英: aeon又はeon

Aon (mythology)

ギリシアのAon (mythology),son of Poseidon in Greek mythology

https://picasaweb.google.com/100384772395112415486/ArlesMuseum

"Annus-Aion" mosaic, II nd century. Aion is a divinity whose name has given us the word "aeon". He is shown in a central position with a huge hoop or ring, symbolising the cyclical nature of Time and the seasons.


蛇に巻かれている神:セラピス


Serapis serpent
どうも蛇に巻かれているというより他の獣も合わせ、獣帯に巻かれてい、というイメージである・・?
https://www.veda.harekrsna.cz/connections/Africa-and-Egypt.php
https://www.donaldtyson.com/serapis.html

神の右手


byメMary Sullivan formerly of Bluffton Universityアリー・サリバン、ブラフトン大学 https://www.bluffton.edu/~sullivanm/muiredach/muiredach3.htmlNorth side of Muiredach's High Cross, Monasterboice.
Wikipedia .en Muiredachのハイクロス 東パネルB、Monasterboice、ラウス州、アイルランド

https://ireland.wlu.edu/cross/Muiredach/north/6.htm
この蛇は魚の尾をもっているというのは初見

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蛇に巻かれた人

蛇に絡まれた人間像

Laocoon Pio-Clementino Inv1059-1064-1067
Laocoön and his sons, also known as the Laocoön Group.
Marble, copy after an Hellenistic original from ca. 200 BC. Found in the Baths of Trajan, 1506.
Museo Pio-Clementino, Octagon, Laocoön Hall

※こちらも参照https://www.karakusamon.com/hebi_warburg.html

上はヴァチカン美術館のラオコーンであるが、
その他の 蛇に絡まれた人間像もみてみたい。
カドモスとハルモニア もそうである。こちらに続く Cadmus and Harmonia


William Blake(English, 1757–1827)
Illustration to Paradise Lost Satan Watching the Caresses of Adam and Eve
1808 pen; watercolor on paper 50.5 x 38 cm Museum of Fine Arts, Boston, US


蛇に巻かれた、卵、木

蛇に巻かれた何か

その他にこういう図像もあり
蛇に巻かれている卵の図

『神話・伝承事典』の「卵」の項
エジプトの世界卵しるしは、女性の子宮の中にある胎児を表すしるしと同じであった
世界卵(world egg)、宇宙卵(cosmic egg)
https://www.edu.yamanashi.ac.jp/~taki/ronbun/egg/egg1.html

また、やはり旧約聖書の楽園の蛇の図像(蛇に巻きつかれている木

旧約聖書の蛇の絡まる十字架(杖)
by Angelo Bronzino
詳しくはこちら モーゼの青銅の蛇

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図像補遺



(by https://gyllenegryningen.blogspot.com/)
この蛇に巻かれている人物は黄金の夜明け団 Hermetic Order of the Golden Dawnのメンバーであるらしい。

あたまの上にいるのがヘルメス神

Wikipedia 黄金の夜明け団


ヘルメスの杖(カドケウス)・・錬金術の図像から。
詳しくは→2匹の蛇が絡まる杖
蛇に巻かれた人・もの・・いろいろ見て、迷宮(占星術・錬金術・獣帯など)に入ったので、もう一度、「イメージの博物」12「時間」に戻ります。
インドの最高神の妻は「カーリー(ー時間)」という・・(p78)以下こちら

時間の神アイオーン(蛇に巻かれた獅子頭像)時の神クロノスのページ


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First update 2012-03-03

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