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4世紀のキリスト表現

"Labarum". Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ - http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Labarum.png#/media/File:Labarum.png

ラバルム

 

  

 

 キリストのモノグラム

4世紀半ば以降に見られる
P(キー)と X(ロー)

皇帝に即位したコンスタンティヌスは、正規軍を改編し、円形中にキリストのギリシャ語綴りΧριστοςの最初の2文字から、ギリシア文字のΧ(キー)およびΡ(ロー)をかたどった旗印を定めた。これが「ラバルム」または「キー・ロー」とよばれるものである。(Wikipedia

4世紀

ブリテン最古のキリスト表現

世俗建築における異教主題とキリスト教的表象との共存

Mosaic2 - plw by User:Fransars - Own work. Licensed under Public Domain via Wikimedia Commons - http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mosaic2_-_plw.jpg#/media/File:Mosaic2_-_plw.jpg
Bust of Christ. From Hinton Saint Mary,floor mosaic London,British Museum

1963年発見のイングランドの住宅跡地の床面モザイク
四隅の四季の擬人像、四辺の樹木や狩猟にまつわる表現に囲まれ、
XPを組み合わせたニンブス(頭光)を頭部にいただく男性胸像、頭部の左右に石榴の小枝(小学館世界美術大全集 西洋編7・西欧初期中世の美術1997)p74

Roundel mosaic christ hinton st mary british museum edit.JPG
"Roundel mosaic christ hinton st mary british museum edit" by JMiall
- Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

以下「大英博物館のAからZまで」(Marjorie Caygill編 2006)より引用

ブリテンで発見された最も古いキリストの表現で、このような床モザイクのキリスト像はローマ帝国内で唯一のもの、
中央の人物は髪を整え髭をそった男で、目は黒く鋭い。チュニックをつけその上にパリウムというマントを羽織っている。
彼の背後にはギリシア語のキリストという文字の頭文字からつくられたシンボルマークchi-rho(X,P)が描かれている。若い男の髪は前面を櫛でなでつけ巻き毛が垂れており、あごはわずかに割れている。
男の両側に表現されるのはザクロの実で、不死のシンボルとされる

このモザイクは1963年にドーセット州のヒントン・セント・メリー村の畑から発見された。おそらく410年のローマ軍撤退の後に壊されたのであろう。

地中海学会 // Collegium Mediterranistarum 『地中海学会月報 350』 (2012年5月号) 表紙説明: 地中海世界と植物 27 柘榴/小池 寿子

==以下引用===========
イランからインドにかけての原産とされる柘榴は,西南アジア地域で栽培されていた最古の果樹のひとつだ。熟すとはじけるように固い皮を破り,まるで傷口のようにぱっくりとひらくその亀裂からのぞく丸く真っ赤な多くの種子。種子を取り囲む半透明の仮種皮は,淡紅色で甘酸っぱく,水を渇望しながら生死のあわいを生きるこの地域の人々に豊かな果汁と薬用効果をもたらす。柘榴は,その出自から,生死の象徴性を帯びて巣立っていった。
  ここでは柘榴揺籃の地から遥か北に上った島に種を落とした柘榴を見たい。地中海の波頭を思わせる波形文に囲まれたじつに見事な円形の中に,上質の油で丹念に金髪を後ろに撫でつけ,きれいに髭を剃った男の肖像がある。チュニックを着て,肩にローブを巻きつけたこの端正な顔立ちの男は,古代神の像かと思いきや,頭部の後ろにはΧ(キー)とΡ(ロー)を組み合わせた文字があり,紛れもなくキリストのイメージであると知れる。やや憂いを感じさせる思慮深い顔立ちと円形枠のバランスもさることながら,彼を讃えるようにシンメトリカルに配置された果実こそ,古代以来もっとも神聖視され,神々のアトリビュートとして華麗な歴史を歩んだ柘榴だ。  

 zakuro_mi.html

SSabina porteD.JPG
"SSabina porteD" by Ursus - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via Wikimedia Commons.

エリヤの昇天 ローマ、サンタ・サビーナ聖堂 木彫り扉
Ascension of Elijah. Roma ,Santa Sabina wooden door
ローマサンタ・サビーナ教会木彫扉の研究』辻 佐保子 (著) 中央公論美術出版 (2003/12)、初期キリスト教美術の遺品である18点の木彫扉パネル1点1点について、末期・初期にわたる多数の諸作例と比較し、根拠となるキリスト教文献を探索した研究論文に、写真家・岡村崔による木彫パネルの写真を口絵として収録する。 http://www.chukobi.co.jp/user_data/pdf/0446.pdf


テオドシウス帝時代の 市門型石棺
孔雀ではないが鳥が左右にいて、両端の二羽はコルヌこピア風の蒲萄の房をついばんでいる。

テオドシウス1世(フラウィウス・テオドシウス、Flavius Theodosius, 347- 395)は、古代ローマ帝国の皇帝(在位 379 - 395)(Wikipedia

 →小学館美術全集(世界美術大全集 西洋編7・西欧初期中世の美術1997) 辻 佐保子・邦生 月報対談、 「柱頭から見る西洋中世聖堂装飾プログラムの発生と展開

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